一般皮膚科
美容皮膚科
自費診療、その他
一般皮膚科
皮膚は一番外側にある臓器であり、様々な刺激から体を守っています。そのため皮膚には年齢を問わず赤みやかゆみ、腫れなど多彩な症状が起こります。一般皮膚科では湿疹やアトピー性皮膚炎、水虫、いぼ、虫刺され、かぶれなど、皮膚疾患全般にわたる治療を行います。疾患によってはご希望があれば、自費診療の選択肢についても提案させて頂きます。
皮膚や爪、毛のお悩み・心配事があればどうぞお気軽にご相談ください。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎はかゆみのある湿疹がよくなったり悪くなったりを繰り返す病気です。
原因として敏感肌(外からの刺激や乾燥から守る力の低下)やアトピー素因(アレルギーを起こしやすい体質や遺伝)が関係していることが分かっています。
当院では日本皮膚科学会によるアトピー性皮膚炎ガイドラインに基づいたステロイド軟膏を用いた治療を行っております。
治療としては①スキンケア、②ぬり薬・飲み薬、③悪化因子を取り除くことが重要となります。
皮膚バリア機能の低下に対し、保湿剤の使用や適切なスキンケアの仕方を指導します。また起こってしまった炎症に対してはステロイド軟膏や免疫抑制薬の外用などを用いて、炎症のなるべく早い終息や再燃予防につとめます。かゆみが強い場合にはかゆみ止めの内服を補助的に追加することもあります。ステロイド軟膏に対し漠然とした不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますので、適切な使用量や塗り方についてくわしく説明をさせて頂きます。
悪化因子として食べ物やハウスダスト、ダニ、細菌、汗などが知られており、悪化因子をさけることも大事なこととなります。悪化因子検索のためご希望があればアレルギー採血を行います。
症状によっては紫外線療法(エキシマライト)による治療も取り入れております。
じんま疹
じんま疹は突然かゆみを伴う蚊に刺されたような盛り上がりのある赤い発疹が出現し、数時間から24時間以内に消失するのが特徴です。
じんま疹の約70%以上が原因不明といわれており、はっきりとした原因が分からないことが多いです。しかし食べ物や薬剤、汗や機械的な刺激が原因となるじんま疹もあり、原因と考えられるものは避けることが必要となります。
治療はアレルギーをおさえる飲み薬が基本となります。
かぶれ(接触皮膚炎)
原因となるものが皮膚に触れることで、接触した部位にかゆみのある赤みや水疱を生じます。原因としては日用品・化粧品、金属、植物、食物などが様々なものがあります。
治療としては原因となるものを除去し、ステロイド軟膏の外用、アレルギーをおさえる飲み薬の内服を行います。
また原因精査のため当院では原因となる物質を皮膚にはり反応をみる検査(パッチテスト)を行うことができますので、ご希望のある方はお問合せください。
ニキビ(尋常性ざ瘡)
水虫(足白癬、爪白癬)
水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚や爪で増えて起こる感染症です。
指の間が白くふやける、小さな水疱ができる、かさかさ皮がむける、爪が白く厚くなるなどの症状が現れます。診断は皮膚のかさかさや爪を顕微鏡でみて白癬菌を確認します。
治療は基本的にはかびの増殖を抑える塗り薬(抗真菌薬)を塗りますが、爪や足の裏が厚くなるタイプの水虫では飲み薬が必要になることもあります。
自己判断で市販薬を塗ることで、ひどいかぶれを起こしたり、顕微鏡で白癬菌の確認ができなくなってしまうことがありますので、まずは受診して頂くことをおすすめします。
円形脱毛症
円形脱毛症は突然髪の毛が円形に抜ける病気です。お子さんからご高齢の方まで男女を問わず生じます。自己免疫疾患であることやストレスが悪化因子になることなど分かっていますが、原因ははっきりとしていません。自然治癒することもありますが、重症例では再発を繰り返しながら拡大していきます。
治療は脱毛の範囲や広がるスピードによって異なりますが、まずはステロイド剤や頭皮の血流を改善する塗り薬、アレルギー抑える薬の内服などが行われます。
改善が見られない、重症な場合は紫外線療法、局所免疫療法、ステロイドの局所注射や内服なども行われます。
当院では円形脱毛症に対しエキシマライトによる紫外線療法を行っております。
尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)
銀白色の厚い鱗屑(白い厚みのあるかさかさ)を伴う赤い斑点が全身の皮膚に多発する病気です。特に頭や肘、膝、おしりなど刺激を受けやすい部位に好発します。20代から40代の男性に多くみられます。
皮膚に炎症が起こり、皮膚のターンオーバー(生まれ変わり)が短縮することで皮膚が厚くなり、はがれ落ちるようになります。
炎症が起こる原因としては遺伝因子や環境因子(ストレス、薬、感染症、外傷、喫煙など)が考えられています。
治療は、基本的にはステロイドやビタミンDの塗り薬ですが、コントロールが困難な場合には紫外線療法や免疫をおさえる飲み薬などを使います。
乾癬は慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気であり、重症度や患者さんのご希望により治療法を選択していきます。
酒さ(赤ら顔)
酒さは眉間、鼻頭部、頬などの顔面に赤みと毛細血管拡張を生じる原因不明の慢性炎症性疾患で、20歳以上の女性から受診の機会が増加していきます。
日光暴露や精神的ストレス、アルコールやカフェインなどの刺激物が悪化因子になると言われていますが、はっきりとした原因は分かっていません。
酒さは治療に難渋することが多く、治療も長期間を要することが多いです。まずは抗菌薬の内服・外用や抗炎症効果のある外用薬を検討します。漢方薬の併用で効果を得られることもあります。またここ最近では酒さに対して抗菌薬であるメトロニダゾールゲル(ロゼックスゲル)が日本でも保険適応となりました。メトロニダゾール外用薬は海外では酒さの治療として一般的に使われてきており、炎症を抑えて、赤いぽつぽつ(紅色丘疹)に効果がある塗り薬です。
帯状疱疹
水痘(みずぼうそう)の原因ウイルスである水痘帯状疱疹ウイルスの感染により起こります。小児期にかかった水疱瘡のウイルスが、加齢や疲労、ストレスなどによる免疫機能の低下が引き金となり、再活性化することで帯状疱疹として発症します。
体の左右どちらかのみに帯状に水ぶくれを伴う赤い発疹が出現し、ぴりぴりとした痛みを伴います。
治療としてはなるべく早期に抗ウイルス薬の内服を開始することが重要となります。
治療を行っても、中には痛みが帯状疱疹後神経痛として残ってしまうことがあります。神経痛に対しては治療薬があるものの、長期にわたり神経痛に悩まされる方もいます。
当院では帯状疱疹の予防としてワクチンを導入していますので、ご希望の方はご相談ください。
やけど(熱傷)
調理の際に誤って熱いフライパンや油に触れる、熱い飲み物やスープをこぼすなどで受傷されることが多いです。また冬場には電気あんかや張るカイロによる低温熱傷もよくみられます。
やけどが浅い場合は赤みのみ、深くなるにつれ水疱や皮膚の壊死が生じます。
やけどをしてしまった際にはすぐに流水による冷却と洗浄を行ってください。
治療はやけどの深さや受傷からの時期により異なりますが、細菌感染を防ぐために患部を清潔に保ち、軟膏や被覆材などを用いて、皮膚の新生を促す治療を行います。
多汗症
多汗症は全身の発汗が亢進する全身性多汗症と、発汗部位が限局する局所性多汗症の2つに大きく分けられ、それぞれ原発性(特発性)と続発性があります。
続発性は様々な薬剤や全身性の疾患に伴い多汗がみられるもので、原因疾患の治療を行います。
多汗症の中でもよく見られ、お悩みとして多いのが原発性局所多汗症です。
手の平、足の裏、脇の多汗がみられ、遺伝的要因が関係していることや、緊張や運動で増悪することが知られていますが、はっきりとは解明されていません。
脇に限局している場合には外用薬が保険診療で処方できるようになりました。
巻き爪、陥入爪(かんにゅうそう)
巻き爪とは爪の端が内側に巻き込んだ変形のことをさします。また陥入爪は爪の先端が周囲の皮膚に刺さって炎症を起こした状態です。陥入爪は巻き爪があると起こりやすいのですが、巻き爪がなくても爪の切り方が悪く、深爪やとがった形の爪が刺さって炎症をおこしていることがあります。
炎症を起こしている場合には、テーピングや刺さった分の爪を取り除くことで皮膚への刺激を防ぎ、抗菌薬などによる治療を行います。
当院では自費診療になりますが、痛みを伴わない巻き爪の矯正も行っております。
また、巻き爪は外反母趾などの足の変形に関連して起こることが多いため、必要に応じて整形外科と連携し治療にあたっていきます。
魚の目・たこ(鶏眼・胼胝)
魚の目・たこは慢性的に物理的な刺激が原因となり足の裏にできることが多いです。魚の目は角質の芯ができ皮膚の深くに侵入するため痛みを伴うことがあります。たこは角質全体が一様に厚くなり痛みは伴わないことが多いです。
治療としては痛みがある場合には角質の除去や角質融解作用のある塗り薬の塗布などを行います。当院ではグラインダーという専用の機器を用いた処置時の痛みを伴わない角質の除去も行っております。
また根本的な治療としては原因となる刺激をさけることであり、刺激を避けられない限り繰り返してしまいます。足の変形や歩行時の体重のかけ方が原因となっているため、靴のインソール(足底板)の作成や適した靴の指導を当院整形外科で行っています。
小児皮膚科
乳児や小児の皮膚は大人と比べバリア機能や水分保持能力が低いため、湿疹やウイルス感染、細菌感染など様々な皮膚トラブルが多くみられます。
お子さんは塗り薬や飲み薬をイヤがってしまったり、かゆみを感じるとかきこわしてしまうことで症状が長引いたり、悪化することがあります。それぞれのお子さんにあった治療法を選択し、実際にスキンケアや外用療法を行う親御さんへの丁寧な説明を心がけていきたいと思います。
当院には副院長をはじめ、子育て中や子供に慣れたスタッフが多くおりますので、お子さんが泣いたり暴れたりしても全く問題ありません。どうぞお気軽に受診してください。
ウイルス性イボ(尋常性疣贅)
主にヒトパピローマウイルスの感染によりおこり、数㎜~1㎝大の表面がぼこぼこしたできものができます。小児の手足に多く見られますが、成人でも感染することがあります。
治療は液体窒素による冷凍凝固術を行います。綿棒や噴霧器を用いてイボのある部分に液体窒素をあてます。イボが消失するまで繰り返し治療が必要となります(2週間に1回程度)。
処置時に多少なりとも痛みを伴いますので、お子さんに恐怖心を与えないような雰囲気作りや声かけを心がけています。
水イボ(伝染性軟属腫)
伝染性軟属腫ウイルスの感染により数㎜大の光沢のある半球状の皮疹ができます。小児に多く、お肌が直接触れ合うことや、タオルなどを介してうつります。
治療については様々な考え方があります。ウイルス感染でありいずれは免疫を獲得することで消失するため、無理に痛みを伴う摘除をせず、自然になくなるのを待つという考え方も一つです。ただし自然にというのは数ヶ月から数年を要することもあり、元々アトピー性皮膚炎があったり、湿疹のできやすいお子さんは水イボをひっかいてしまい、一気に広がってしまったり、湿疹の悪化を招くことがあります。
お子さんの皮膚の状態やご希望を伺った上で、摘除するかどうかを判断するようにしていますが、数の少ないうちに摘除してしまう方がよいのではないかと考えております。
摘除に際しては痛みを伴いますので、局所麻酔薬のテープ(ペンレステープ)を処置の前に貼付することで痛みの軽減を図っております。
乳児脂漏性皮膚炎
生後2~4週間以降の赤ちゃんに多い皮膚トラブルの一つです。皮脂の分泌が盛んなことでお顔や頭皮などに赤みやかさかさといった症状がでます。症状は一過性であり、軽い場合にはスキンケアのみで改善することが多いです。炎症が強い場合には短期間ステロイド軟膏を使用しますが、軟膏の塗る量や塗り方についてはきちんと説明させて頂きます。乳児期のアトピー性皮膚炎との鑑別が問題になることがありますが、発症当初は見分けがつかないことが多いです。顔の湿疹がなかなか良くならず繰り返す、体にも湿疹が広がってくる場合にはアトピー性皮膚炎の可能性があり、早期から適切な治療をきちんと行うことが重要となります。
とびひ(伝染性膿痂疹)
夏の暑い時期に多いです。湿疹や虫刺され、擦り傷などに細菌感染を起こし、ジュクジュクやかさぶたが周囲に広がっていきます。
治療には抗菌薬の飲み薬、塗り薬を使用し、患部を清潔に保つことが重要となります。
また湿疹をきちんと直し、皮膚の状態をよくすることが予防になりますので、ステロイド軟膏の塗布やスキンケアについても指導していきます。
オムツかぶれ
オムツの中の尿や便が刺激となりお股やおしりに赤みが生じます。症状が軽い場合には患部を清潔に保ち、外用によるこまめな皮膚の保護のみで改善することもあります。赤みが強い場合にはステロイド軟膏を使用します。
またジュクジュクやかさかさなどを伴う場合にはカンジダなどの真菌感染を起こしている可能性があるため、顕微鏡による検査を行い、抗真菌薬の外用を行います。
アタマジラミ
毛髪に白いフケのようなものがつきます。保育園や学校などの集団生活で流行することがあります。治療は市販薬のスミスリンシャンプーや専用のくしでのコーミングを行います。
皮膚科では顕微鏡にて卵殻や成虫を確認し診断することができますので、疑わしい場合には受診をして頂いた方がよいかと思います。
美容皮膚科
美容皮膚科ではお肌をキレイにしたい、若々しいお肌でいたいといったご希望に対し自費診療(保険外診療)を中心に行います。主にしみやそばかす、しわ、薄毛などのお悩みを扱います。
年齢と共にしみやしわ、老人性イボなどが出現することは自然な現象ではありますが、年齢を重ねてもできる限り美しくありたいとうお気持ちを大切にしたいと考えております。当院では無理なく健やかでキレイなお肌をめざして、安全性の高い治療を取り入れています。化粧品や内服のみのご購入や施術を1回だけ試したいというご希望にも対応していますので、どうぞお気軽にご相談ください。
- 美容皮膚科での受診を希望される場合には必ず予約が必要となりますので、お電話にて予約をお取りください。
- 初診料3,300円、再診料1,100円
- 受診時にはメイクをすべて落として頂き、しみやニキビ、赤みなどの状態を確認します。
- 初診時と同日に施術は施行できませんのでご了承ください。(施術日の予約をとって頂きます。化粧品やサプリメントなどのご購入は可能です。)
- 化粧品やサプリメントの中にはカウンセリングなしで購入可能なものもありますので、お気軽にお問合せください。
- 当院ではしみ取りレーザーは施行しておりませんので、ご了承ください。
当院で行っている治療は以下の通りです。
ケミカルピーリング
皮膚に酸性の薬剤を塗り、肌の古い角質を取り除くことで、表皮の生まれ変わりを改善する治療です。ターンオーバー(お肌の生まれ変わり)の乱れを正常化することで、新しい皮膚の再生が促されます。また毛穴につまった角栓も取り除くため、ニキビや毛穴の引き締めにも効果があります。
効果が期待される症状
毛穴の開きや黒ずみ、ニキビ跡、色素沈着、くすみ、小じわなど
副作用・注意点
- 治療直後より赤みや乾燥が2~3日程度続くことがあります。施術後のケアをしっかり行って頂くことでおさまってきます。
- 施術前後は日焼けをお控えください。
- 妊娠または授乳中の方、傷跡が残りやすい方、アスピリンアレルギー、アスピリン喘息のある方はお受け頂けません。
推奨回数
1回の施術でも効果を実感されることがある治療ですが、2週間以上空けて繰り返すことで、治療効果が高まります。
エレクトロポレーション・イオン導入
当院で導入している機器には4つの機能(クレンジング、エレクトロポレーション、イオン導入、リフティング)を備えています。
お肌の刺激を最小限に抑え、痛みや腫れ、出血などのダウンタイムのない治療法です。
- エレクトロクレンジング
- 超音波とイオン導出機能で普段の洗顔では落とせない汚れや皮脂を除去します。
- エレクトロポレーション
- エレクトロポレーション(電気穿孔導入法)とは、皮膚に電気の力で微
細な孔を開け、皮膚深くに高分子の美容有効成分(ヒアルロン酸やコラーゲンなど)を直接浸透させる導入法です。
美容有効成分の浸透力がアップし、肌のターンオーバーを整え、ハリやツヤのある肌へ近づけることができます。 - イオン導入
- 一般的に肌に塗布するだけでは皮膚深部に浸透しないトラネキサム酸やビタミンCなどの水溶性の有効成分を皮膚に微弱な電流を流すことでイオン化し、皮膚の深部まで浸透させていく治療です。
有効成分を肌にただ塗るケアに比べ、肌への浸透を高めることができます。
効果が期待される症状
しみ・そばかす、肝斑、くすみ、ニキビ跡、肌のハリ
副作用・注意点
- 個人差はありますが、肌がピリピリすることがあります。
- 使用薬剤がお肌に合わない場合に赤みやかゆみがでることがあります。
- 微弱な電流を流すため以下の方は施術を受けられません。
- 治療などで身体に金属(体内金属)を入れている方
- 心臓疾患のある方(ペースメーカーを使用している方、不整脈で治療中の方)
- 妊娠中の方
- てんかんの既往のある方
推奨回数
1ヶ月に1~2回をおすすめします。ケミカルピーリングと組み合わせると効果的です。
ハイドロキノン、トレチノイン酸
- ハイドロキノン
- ハイドロキノンは美白効果をもつ代表的な塗り薬で、メラニンを作る酵素の一つであるチロシンキナーゼの働きを抑えることでシミの原因となるメラニンの生成を抑える働きがあります。皮膚の浅い部分にメラニンが増えてできるしみに有効とされています。
- トレチノイン酸
- トレチノインは、ビタミンAの誘導体で、難治性のニキビ治療薬として米国で認可された後、しわなどの紫外線による肌の老化にも効果があることが分かり、美肌を作る治療薬として使われてきました。
トレチノインは皮膚の生まれ変わり(ターンオーバー)を促すことで、表皮内に蓄積されたメラニンが早く排泄されるようになりしみが薄くなります。
その他皮脂の分泌を抑える、表皮内でヒアルロン酸の分泌を促す、真皮のコラーゲン生成を促し小じわやたるみを改善するなどといった効果も知られています。
しみに対してはハイドロキノンとトレチノインの併用療法を行うことで、より高い効果を得ることができます。
効果が期待される症状
しみ、肝斑、炎症後色素沈着、小じわ
副作用
ハイドロキノンの短期的な副作用としては刺激や赤みがあります。長期にわたり漫然と使用することで白斑が出現するリスクが高まることや、効果が出にくくなることがあります。
トレチノインは使用から4~5日経つと、皮膚がむけて赤みがでてきますが、続けていくと4週間程度で反応が落ち着いてきます。
刺激や反応が強く出る方、顔全体に使用したい方のために濃度が低い製品もご用意しています。
注意点
- 妊娠中、授乳中、ハイドロキノンアレルギーの方は使用できません。
- 紫外線には十分な注意が必要です。
推奨回数
ご自宅で基本は毎日使用して頂きます。トレチノインは使い続けると肌が慣れ、効果が出なくなるため1ヶ月程度で中止します。
- ご希望の方にはくわしい使用方法や注意事項につき説明させて頂いた上でご使用頂きます。
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)
炭酸ガスレーザーは水に反応する特徴のあるレーザーです。皮膚組織は大部分が水分でできているため、照射した部位のみレーザーで蒸散することができ、安全かつ痛み・出血の少ない治療を行うことができます。
効果が期待される症状
いぼ、ほくろ、脂漏性角化症 など
副作用・注意点
レーザー照射後は一時的に傷ができますので、1~2週間程度は傷の処置が必要となります。新しい皮膚が再生しても、紫外線や刺激を受けやすいため、必ず日焼け止めを使用し、強くこすったり、触ったりしないよう注意が必要です。傷痕や色素沈着が残りにくい治療法ではありますが、削ったような傷痕が多少なりとも残る可能性があります。
いぼやほくろの種類によっては切除術や液体窒素療法など保険診療で対応した方がよい場合もあるため、診察により適応を決定します。
推奨回数
小さないぼであれば1回での治療が可能です。大きな場合やほくろは一度ですべて除去しようとすると傷跡が強く残る可能性があるため、何回かに分けることがあります。
AGA(男性型脱毛症)
男性型脱毛症は男性ホルモンの作用によって額の生え際や頭頂部の髪が細く短くなり、髪が薄くなっていくのが特徴です。思春期以降に発症するといわれていますが、通常は30代以降に自覚されることが多いです。
治療は男性ホルモンの働きを抑制する効果のある内服薬が有効とされています。
当院ではフィナステリド、デュタステリドの処方を行っています。
- 薬の種類や効能、副作用については診察時にくわしく説明いたします。
女性の薄毛
男性の場合はAGAといわれる男性ホルモンに依存した薄毛の状態が多く占めますが、女性の薄毛の原因は、単純に加齢によるものだけでなく、生活習慣やホルモンバランス、ライフスタイルなど様々な要因が複雑に関係していると言われています。過度なダイエットやストレスが助長させていることもあります。
また基礎疾患として甲状腺ホルモンの異常や膠原病、貧血などが隠れていることがあり、必要に応じ血液検査などを行い鑑別していきます。
当院では女性型脱毛症に頭皮美容液やサプリメントによる治療をご提案しています。
プラセンタ
プラセンタは胎盤から抽出したエキスであり、胎盤には胎児の発育成長のために高純度な栄養素が集中しており、以前より肝炎や更年期障害の治療薬として用いられてきました。
プラセンタがもつ細胞の新陳代謝を正常化する作用や、抗アレルギー作用は美肌にも効果があることが分かっています。その他プラセンタには基礎代謝の向上や自律神経の乱れを整える、免疫や抵抗力を高めるなど様々な作用があります。また肩こりや腰痛、リウマチ、関節炎などの整形外科疾患にも効果があるといわれていますので、整形外科通院中の患者さんにもおすすめです。
当院ではプラセンタによる皮下注射を行っております。
美容、美肌に対しては週に1回程度をおすすめしております。
注意点等
プラセンタは医薬品医療機器等法において肝機能の改善の効能・効果で承認されていますが、美容目的での使用については国内で承認されていませんので自費診療となります。
現在海外や国内で重大なリスクは報告されておりませんが、感染症の有無を完全に否定できませんのでプラセンタは一度注射をすると献血ができません。
- 効能や副作用については診察時にくわしく説明いたします。
美肌、美白内服薬
- ビタミンC(シナール)
- しみ、そばかすの緩和やニキビ、肌荒れにも効果があります。
- ビタミンE(ユベラ)
- 血行促進効果があり、お肌の代謝を促すことでメラニン排出を促します。抗酸化作用もあり、シミやそばかすだけでなくお肌の若返りにも効果があります。
- トラネキサム酸
- メラノサイトに直接働きかけることで色素沈着を抑制、メラニン生成を抑制し、シミを薄くし、予防することが知られています。
ドクターズコスメ
ただいま準備中です。
自費診療、その他
巻き爪矯正
当院では巻き爪矯正を行っております。どちらも疼痛を伴わない治療となりますが、爪の形状により向き不向きがあります。
- VHO(3TO)法
- 巻き爪マイスター
帯状疱疹ワクチン
50歳以上の方が対象となります。
現状では2種類のワクチンが接種可能となっています。
- 水痘生ワクチン
(ビケン) - 小児の水痘予防で以前より使用されているワクチンです。
1回の接種で済みますが、5年をこえると有効性が低下します。 - 不活化ワクチン
(シングリックス) - 帯状疱疹予防のために開発されたワクチンです。
2ヶ月ごとに2回接種する必要がありますが、予防効果は90%以上と高く、10年たっても有効性は持続することが分かっています。
エキシマライト(光線療法)
紫外線の免疫抑制作用を利用して、過剰反応を起こしている皮膚の症状を鎮静化させる治療法です。
エキシマライトは紫外線のUVBのうち、より治療効果が高い波長、308nmをピークにした波形の紫外線で、様々な皮膚疾患の症状を改善します。ターゲット照射型であるため、病変部のみに照射でき、健常部位への紫外線による影響を最小限に抑えることができます。
保険適応がある疾患は乾癬、アトピー性皮膚炎、白斑、掌蹠膿疱症、円形脱毛症などです。
疾患、症状によりますが最初は週に1~2回程度患部に紫外線を照射していきます。
効果を見ながら、照射量や照射頻度を調整していきます。
副作用としては照射部位に反応性の赤み(紅斑)がでることがあります。
グラインダー
ただいま準備中です。
自費診療料金表
基本料金
項目 | 料金(税込) |
---|---|
初診料 | 3,300円 |
再診料 | 1,100円 |
AGA初診料、再診料 | 1,100円 |
ケミカルピーリング
項目 | 料金(税込) |
---|---|
顔全体 | 5,000円 |
エレクトロポレーション・イオン導入
項目 | 料金(税込) |
---|---|
エレクトロポレーションのみ(超音波クレンジングつき) | 8,000円 |
イオン導入のみ ビタミンC(超音波クレンジングつき) | 4,000円 |
イオン導入のみ トラネキサム酸(超音波クレンジングつき) | 4,000円 |
エレクトロポレーション+イオン導入 | 10,000円 |
ケミカルピーリングとの組み合わせ | -1,000円 |
イオン導入 一薬剤追加につき | 2,000円 |
CO2レーザー
項目 | 料金(税込) | |
---|---|---|
首のいぼ | 1個 | 1,500円 |
10個 | 11,000円 | |
顔のいぼ、ほくろ | ~直径2㎜ | 5,000円 |
+1㎜ごと | 1,000円追加 |
プラセンタ注射(ラエンネック)
項目 | 料金(税込) |
---|---|
1アンプル | 1,000円 |
2アンプル | 1,500円 |
巻き爪矯正
VHOワイヤー
項目 | 料金(税込) |
---|---|
初回処置料(ワイヤー代含む) | 8,000円 |
つけ直し処置料(ワイヤー代含む) | 5,000円 |
巻き爪マイスター
ただいま準備中です。
帯状疱疹ワクチン
項目 | 料金(税込) |
---|---|
水痘生ワクチン(ビケン) | 8,000円 |
シングリックス | 22,000円 |
AGA(1か月分)
項目 | 料金(税込) |
---|---|
フィナステリド | 5,500円 |
デュタステリド | 7,150円 |
内服薬(約1か月分)
項目 | 料金(税込) |
---|---|
トラネキサム酸 | 3,300円 |
ビタミンC | 3,300円 |
ビタミンE | 2,200円 |
3種(トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンE) | 7,500円 |
化粧品、サプリメント
コラージュ
品名 | 料金(税込) |
---|---|
リペアソープ | 1,100円 |
リペアローションRR(とてもしっとり) | 2,970円 |
リペアミルク | 3,300円 |
リペアUVクリーム | 2,970円 |
サンソリット
品名 | 料金(税込) |
---|---|
U-Vlock(ユーブロック)スプレー | 1,980円 |
スキンピールバー AHAマイルド(青) | 2,200円 |
スキンピールバー AHA(緑) | 2,200円 |
スキンピールバー ティートゥリー(赤) | 2,500円 |
スキンピールバー ハイドロキノール(黒) | 5,500円 |
U-Vlock(ユーブロック)30日分 | 7,020円 |
Ogushi
品名 | 料金(税込) |
---|---|
サプリメント 1か月分(90カプセル) | 10,780円 |
スカルプエッセンス(養毛料) | 6,380円 |
NAVISION
品名 | 料金(税込) |
---|---|
TAホワイトローションn | 7,150円 |
TAホワイトエマルジョンⅡn(しっとりうるおう) | 9,350円 |
メーククレンジングオイル | 2,750円 |
クレンジングフォーム(しっとり泡) | 1,980円 |
TAホワイトプロテクトUV | 4,400円 |
BBプロテクトUV(明るい肌色) | 3,520円 |
美白外用剤
品名 | 料金(税込) |
---|---|
ハイドロキノン4%クリーム | 2,000円 |
トレチノインオイルジェル0.05% | 3,000円 |
トレチノインオイルジェル0.1% | 3,500円 |
グラファ
品名 | 料金(税込) |
---|---|
モイスチャアキープミルク MC | 2,200円 |